電報と聞いて思い浮かべるイメージは、結婚式とお葬式です。
大切な当事者の傍へ居合わせて、幸せや哀しみを分かち合うのに多くの言葉は要らないもの。それなのにどうしても傍へ行けないとき、電報というものが重用されてきた歴史があります。
電報の台紙イメージの依頼をいただいたとき、そういった仕事に関われることに素直に感謝しました。
紙媒体のデザインは、その用途によって実に様々なコンセプティングがあります。
電報という題材については、数多く届けられる他者に埋もれないようにある程度のインパクトをもちながらも、極めて誠実に祝い弔い、商品としても永く愛されるシンプルさが必要とされます。
ガーベラの花言葉には、「崇高美」「崇高愛」「希望」「前進」「神秘」「童心」などがあり、お祝い事にふさわしいキュートな花です。女性向けとしてあるていど限定してしまいますが、「おめでと~!!」って感じでつくってます。
ところで今の電報は、いろんなサービスがあって楽しいのですね。
ボクとしては、短い文章の中にどれだけの想いを乗せられるかという電報本来の醍醐味にも興味がありますが。
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