9年住んだマンションをひきはらって、今月引越しすることになりました。
少しずつ少しずつ、荷造りを始めているところですが、
冷蔵庫の横っ腹にマグネットで貼り付けたいくつかの写真にふと気付いて、腰をさすりながら懐かしく眺めていました。
そのマグネットのひとつ、こりゃ「Kaikai KiKi」の村上隆先生じゃあないですか。
以前お土産用に買って余ったもの。
デザインスクラップスというよりアートの部類ですよね。
ところで村上隆先生といえば現代ポップアートの代名詞ですが、芸大では日本画を専攻されたそうで、琳派の影響を受けているとか。んー・・・そうなのか。
(※琳派→発売中の雑誌「BRUTUS」が特集しています)
作品は世界規模でとんでもない高値が付くので周囲の喧騒がいろいろと大変そうですが、
アートにビジネスはつきもの。
デザインにもビジネスはつきもの。
むしろビジネスがそれらを動かしてきたし、これからもそうなのでしょう。
ボクはそれについてどうこう言う気はありません。
お仕事にありがたく感謝して、精一杯頑張るだけです。
そのときに、好きなアートをそばに置いていられたら最高ですけどね。
おー引越しですか。
家族総出でお手伝いに伺いますよ(笑)
お気軽にお申し付け下さい。
アートにビジネス、デザインにもビジネス・・・。
昔僕の先輩が言ってましたが、「良いデザインとは
世の中のニーズが決めるもの。たとえ専門家の間で
絶賛されても世の中で需要がなければそのデザインは
価値を見出すことはできない・・・」と。
寂しいけれど、現実なのかもしれません。
世の中のニーズ、造って行きたいですね。
いつもありがとうござます!
優れたデザインや機能というものを、分類することは出来るような気がします。
革新的なもの、未来的な可能性を秘めたものを評価する専門家や機関・団体と、現実的な消費行動によりスタンダードを作り上げる世のニーズというもの。
さびしいことはないですよ、これらが同時に生まれる奇跡的な製品やサービス、どちらか一方を達成した素晴らしい製品やサービス、どちらも夢が詰まっていると思うのです。