2009年4月アーカイブ

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大村の野岳町に、本格石窯で焼く手づくりピザ屋さん「KANAISHI」がオープンしました。

 

「手づくり石窯ピザ」といっても、なんと石窯そのものから手づくりしてしまった!?ピザ屋さんです。

 

ローカルの仲良しの方々が集まって、「ピザ屋さんやろう!!」と決めたら早いこと早いこと。大工さんや鉄職人さん、いろんなプロが集まって休日に材料を持ち寄り、いっきに出来上がってしまいました。

ボクはいきなりロゴを持って来てといわれ、大至急作成したのが翌週には立派な木看板に・・・。これにはちょっとビックリしました。こんなことならもうちょっと気合を入れておくんだったかな、て感じです。

 

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店名の「かないし」は、石窯に使用できる石種のひとつ。

もちろんここの石窯はその「かないし」で出来ています。店内は楽しいウッド調で、玄関ドアの作りや意匠建具は必見です。客席の椅子は学校で使っていた懐かしいもの。肝心のピザも、手作りだけあって美味しいです。アンチョビも自家製、野菜は地元産。それにしてもこんなのを協力して簡単に作ってしまう仲間って、羨ましいですよね。

 

野岳町には、定年退職をした方が趣味を始めたり、若い方でもクリエイターの人が住み始めたり、趣向を凝らしたお店も増えてきていて、独自の文化が芽生え始めています。

 

そして・・・実は私の母がお店に出ています ; ^_^ )A。

皆さまお手柔らかに!?

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このたび、「自殺対策のページ」制作のご協力をさせていただきました

 

<長崎県福祉保健部障害福祉課精神保健福祉班>

 

という部署をご存知の方は少ないかもしれません。

 

実制作期間は2週間。時間や予算の制約がある中でファーストステップまでこぎつけたのは、長崎県職員の方々の努力のおかげです。

 

担当の係長さんは年度末の業務に忙殺されていたにも関わらず、毎晩遅くにでも連絡をいただいたりして、こちらとしても充実感のあるお仕事をさせて頂いたと感謝しています。

 

だって不景気のなか仕方なく行政批判の声が聞こえてくる中で、こんなに頑張る職員さんがいることを知れば、長崎県も捨てたものではないなあ、と一県民として素直に嬉しくなりませんか?

 

実はこの仕事へのプレゼントのように、制作中に全国版のトップニュースで取り上げられた記事があります。

NPO法人ライフリンクが行った自治体調査で、自殺対策推進において『長崎県が全国第一位!』という評価を得たのです。

 

長崎県では地域毎に、管轄保健所毎に、様々な自殺防止へ取り組みを行っていることがわかります。

 

いろんな物事についてお客様に教えられることが多いのは、この仕事の一番いいところかもしれません。

個人的に関係のないと思っていることでも、考えてみる機会を与えてくれるからです。

 

自殺と聞いて思い出してみても、哀しみしか沸いてきません。

当事者は身近な人間であったり、噂に聞く名前の人間であったり、さまざまですが。

 

そういえばJR新宿駅の巨大テロップに、

「ニルヴァーナのカート・コバーン、自殺」

と流れた光景を、ボクは今でも鮮明に憶えています。

 

どこまで追いつめられて、どんな心境なのかは、本人にしか解らないことだ、と思います。

ボクはただただ心から「もったいない」と、雑踏のなか呆然と眺めて動くことが出来ませんでした。

好きだった一個の人間の自殺テロップを背景に、それにまったく気にもせず我先と行き交う大勢の人たち、そのコントラストは不思議な感情を与えてくれたように思います。

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「すべて"お任せ"しますよ」

 

とは時々耳にさせていただく言葉ではありますが、実は良い結果が得られやすいように感じます。

 

こちらとしては何度も医院へ足を運びながら、その意図を感じようと努力します。そうすると今度は逆に事務所へ気軽に来ていただけるようになる(院長先生はさすがに無理でしたが)。

そうするうちに柔らかいコミュニケーションを共有するようになり、一緒になってカスタマーへのサービスを前向きに追及する時間が流れていきます。

 

矯正歯科や小児歯科を併設されているまなび野の ひでふみデンタルクリニック さんは、女性や子どもへの配慮をお持ちです。柔らかい紙や色彩を選びつつ、しかも新しい印象を説明する必要がありました。院長先生以外のスタッフはみな女性であり、社内のブランディングにも有効なデザインが求められていました。

 

封筒や名刺など事務用にお使いになるアイテムについても、受け手が業者さんや学会のメンバーなどの中年男性であったって、「ひでふみデンタルクリニックはこういう病院です」とイメージさせるものである必要性は高いと思います。

院長先生は私と同級生。今回はウェブサイトのリニューアルからのお話となりましたが、本当にありがとうございました。

先生は忙しい日常診療にあわせて講演も精力的に行われていて、いつも一生懸命です。

こんな病院をみつけたら、患者さんは幸せですよね。

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