そろそろ変わって欲しいもの。

| | Comments [4] | Trackback [0]

nagasakiairport.JPG

 

写真は連休中、夜の長崎空港。

 

長崎の空港は箕島という大村湾の島を利用した、世界初の海上空港です。

 

とはいえ開港35年を数える空港ビルはお世辞にもキレイとはいえず、かといって「味のある」雰囲気だとはお世辞にもいえません。ただしその地味でモタついたデザインは次回建て替えの機会が来ればそれなりに洗練されるので良いでしょうし、深夜に出没する狸の軍団が有名な、ほとんど羽田線でしか利用されない地方空港としての独特の「におい」を感じるなら、実になんとも言えない感じに仕上がってきています(実際昔からヘンなにおいがする)。

 

全国各地の空港が抱える赤字が問題になって久しいですが、新幹線も来ていない長崎にとって空港は文字通りの「生命線」。旅行やビジネスのみならず、遠征に行く中高生や、進学した大学生、ショッピングにいくOLさんも、みんなここから。

 

ボクはこの空港が生まれ変わるならば、温かくて気の効いたもてなしを誇る、小さくても品の良いホテルを模したような空港になってくれないかな、と思うのです。ブランディングは服装からサービスの質にまで浸透させて、時間をかけて伝統をつくりあげていく。

 

歴史を大切にする長崎の空港に、流行の<取って付けたような>デザインをして欲しくないな、と思います。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: そろそろ変わって欲しいもの。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.space-lab.jp/mt/mt-tb.cgi/5747

コメント(4)

同感です。

たぶん建築当初は、長崎の教会建築を意識
されたんでしょうけど…。

おっしゃるように、ちょっと中途半端な感じは
否めないですね(笑)

最近一部がリニューアルされ、流行りのモダンな感じ
にはなってますけどね。

しかし、それも既存建物とはうまくかみ合ってないような
気もします。それこそ取って付けたような感じでしょうか。

ま、それも長崎っぽくて良いんですけど(苦笑)

今後建て替えとなると、やはりその時の流行りの建築家さんが
流行りのデザインで設計されると思いますよ。

現実的なテナントの想定をせずに「ガラ~ン」とした建物になって欲しくないな、と。ところでこのあいだは市民会館でどうも!でした^^ボクもそろそろコンタクト常時装着しないとかな・・・

お疲れっす!!

なるほど
YUKINARIさんのイメージは
ファミリーカジュアルな 長崎にはぴったりでしょうね!!

と言う事で その仕事僕に回して下さいね!!!!!

うわー、、すみません。自分のブログ開いてませんでした。今しがたツイッターのリンク貼るために開けて、ありがたいコメントに気づいた次第です…。このあいだはお世話になりました!!また助けてくださいね^^

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

このブログ記事について

このページは、YUKINARIが2010年1月12日 10:09に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「寄贈と広告」です。

次のブログ記事は「手紙とデザイン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。