YUKINARI: 2008年9月アーカイブ

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先週末、古川町にオープンした「アイラッシュ」と「スワロのデコみみダイエット」の専門店、Riche(リッシェ)さん。

 

ドクターリセラのADS認定サロンでもあるこのお店では、美肌再生やフットピール、アートメイクやネイルも手掛けていて、「キレイなお姉さん御用達」といった内容。

 

もちろん代表の岩崎さんもキレイ。そのうえに話しやすい方で、皆さんなんでも気軽に相談できるのでは、と思います。

 

と、男性のボクがここまで書いて一杯いっぱい、今回は女性スタッフにブログ交代してもらえばよかったですかね・・・みんな興味津々だったので!!

 

お仕事をさせていただいていて、特にやりやすいお客様っているものです。

仕事がやりやすいと→頑張りやすい→良いものが早く出来るという好循環が生まれます。

 

スペラボはこういうクライアントさんが多いので幸せですが、

Richeさんは目立ってそういうお客様でした。

 

たぶん、相手のモチベーションアップを心得られていているのでしょうね。

キレイになりたい女性も岩崎さんに逢えば、より輝くはずじゃないかな、と勝手に思います。

 

ところで弊社では写真のほかにフライヤーも担当させていただきました。

信頼感のある名刺はブラウンでシックに。ポイントカードは楽しくなるピンクのミラーコート紙にゴールドの箔押し。使い分けお上手ですね!

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10月に正式オープンする茂里町のココウォーク、プレオープンに行って来ました。

 

これはボクのクセですが、視覚的な感動はさておき、

こういう大型施設が開店にこぎつけるまでの様々なトラブルや関係者の苦労を思わずにはいられません。

 

もちろんオープンはまだですが、ただ何気なくお客さんとして遊びに行く場所には、

企画、融資、設計、施工、営業、管理に至るまでいろんな苦労の歴史が詰まっていて、

おそらく何らかのカタチで関わっていらっしゃる関係者の方々は、

それぞれに感慨深いものがあるんですよね。

 

だから仕事って代えがたい充実感がえられるものなのかもしれません。

 

ちなみに感想ですが、建物としての目新しさなんかはとくになくって、

いまどきの吹き抜けの、郊外の複合施設といったカンジでしょうか。

 

なんにせよ、長崎がもっともっと元気になればいいなあ!と心から思います。

あとは交通渋滞がめっちゃ気になる・・・

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鍛冶屋町のカフェ+アートギャラリー「CANANG」は、ボクの妹夫婦がスタッフの方々から懇意にしてもらっていて、オーナーは写真家の濱本さんという方。

 

以前はアンティークギャラリーだったところを手造りで少しずつ改装している雰囲気のあるカフェです。

 

お世話になっている宗福寺近くの美容室「ELF」さんで打ち合わせの帰り、この薄暗い空間に惹かれてバリ島の話なんかで盛り上がっておりました。

 

ここにはボクなんかがデザインを語るにはおこがましいブツがいろいろ。

 

写真はミッドセンチュリーの雄、ノール社が発表したハリー・ベルトイの「ダイヤモンド・チェア」ですね。

 

不揃いの大きさの四角形が、流れるように並ぶ金属シェル。

スチールの一本一本を曲げて成型したのちに、丁寧に溶接されています。

 

イームズのDKRと似ていますが、正方形の網目が格子状に並んでいる点が違いますね。軽量のため屋外使用で考案されたという話もありますが、こんな高価なもの屋外じゃあ使えんでしょう・・・。

 

ただし当時は日常品として普通に販売されていたもの。

イームズだってもともとは、よいデザインを安い価格で皆に使ってもらおうという趣旨だったはず。

なんでこんなに高価になっちゃったんでしょうね・・・。

 

技術の進歩と新素材の出現が華々しかったミッドセンチュリー。

この時代のデザインはそんな背景で自由をつかむことができて、

傑作をボコボコ産んでしまう結果となったわけであります。

 

ん??何の話だっけ。
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連休を利用してタイへ行ってきました。

半分お仕事、半分休日、ということで、国際展示会やゴルフももちろん?楽しんできました。

 

先ほどかるく荷解きをして、そういえば旅にお供したスーツケースを撮っておこうとパチリ。

 

ボクは1897年に英国で創業したこのケースブランドが大好きです。

特殊な紙素材で丹念に手作りされた軽量ケースは、「小象が乗っても壊れない?」ことで有名。

 

じつはこのスーツケース、ボクの身長では普通に引っ張って歩くと踵がゴンゴンと当たるサイズなので注意が必要です。まあ、だからといって他社のものを検討するわけでもなく・・・。

 

グローブ・トロッター社のケースは英国王室をはじめ英国王立空軍のほか、英国を代表する数多くの著名な冒険家たちに愛されてきました。

世界中の購入者は本部の顧客リストへメンバーズとして大切に保管され、110年という永い歴史を守り続けています。

 

部屋に置いても違和感の無いシンプルでアンティークモダンなスタイルはもちろんのこと、すごく軽くてすごく強い。

でも一番好きなところは、こういった老舗ブランド特有の「顧客を大切にする姿勢」です。

 

もちろん品質はトップクラスなんですが、どんなに変形しようが破損しようが、修理してくれるんですよね。

新しい品物を買え!とは言ってきません。

 

商品に対する徹底的なアフターの企業姿勢もさることながら、

顧客の商品に対する詮索できない思いをそっと大切にしてくれているような・・・。

 

「ブランドを買う」というのはこういうことなのかな、と思います。

そしてそんな会社を、スペース・ラボは理想にしたいと思います。

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バンコクへ行くとパッタイを食べに行く店、オンアン運河近くの「ルンパー・ジャオ・カオ」。

 

おそらくガイドブックには載ってなくて、この店に日本人はおろか白人、黒人、他のアジア人すら見たことない(区別はつくわけないですが)。

 

清潔とはほど遠く、出される水はもちろん飲めないので道向かいのセブンイレブンで水を買って店に入る。

一見雨水じゃないかと思うようなバケツ入りの水を料理に使っているので(もちろん水道水です)、一緒といえば一緒なんですが。

 

だから日本の女性なんかにはとても紹介できそうもないです。トイレなんか借りようものなら、ゲンナリするかもです。美味しいんですけどね・・。

 

このパッタイの麺はオレンジ色。なぜって、書きたいけど書けない。

だって英語の出来ないタイ人しかホントに周りにいないのだ。だからいまだにナゾ。

 

ここのは写真のとおり卵でとじてあって、ホクホクと箸で崩してかき混ぜる。

カボスみたいなのを絞って、生のもやしとナッツを砕いたようなものをまぜ、ピッポンっていう唐辛子ベースの薬味を大量に、そしてナンプラーをかけます。

 

冷房なんてあるわけないので、でかい扇風機を顔面30センチまでもってくる。

 

ビールはタイガーではなくてビア・シン。ハイネケンのほうがマシなんだけど、せっかくタイにいる間は気分で。

ついつい氷を入れるクセも一緒かな。

 

そういえば前夜はリバプールがマンUを負かしてオープンバーではみんな大喜び。

タイ人ってプレミアリーグ、それもリバプールファンが多いような気がするのは気のせいだろうか??

 

まったくデザインと関係なし!?

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電報と聞いて思い浮かべるイメージは、結婚式とお葬式です。

 

大切な当事者の傍へ居合わせて、幸せや哀しみを分かち合うのに多くの言葉は要らないもの。それなのにどうしても傍へ行けないとき、電報というものが重用されてきた歴史があります。

電報の台紙イメージの依頼をいただいたとき、そういった仕事に関われることに素直に感謝しました。

 

紙媒体のデザインは、その用途によって実に様々なコンセプティングがあります。

電報という題材については、数多く届けられる他者に埋もれないようにある程度のインパクトをもちながらも、極めて誠実に祝い弔い、商品としても永く愛されるシンプルさが必要とされます。

 

ガーベラの花言葉には、「崇高美」「崇高愛」「希望」「前進」「神秘」「童心」などがあり、お祝い事にふさわしいキュートな花です。女性向けとしてあるていど限定してしまいますが、「おめでと~!!」って感じでつくってます。

 

ところで今の電報は、いろんなサービスがあって楽しいのですね。

ボクとしては、短い文章の中にどれだけの想いを乗せられるかという電報本来の醍醐味にも興味がありますが。

 

芋焼酎.JPG

一升瓶は尺貫法に基づいて1890年ごろに設計されたビンで、日光で痛みやすい液体を守るために茶色をしています。

コカ・コーラも米国で同時期に発表されていますので、国家を代表するビンが開発された時代といっていいかもしれません・・・なんのこっちゃ?

 

もともとは日本酒用のビンですが、もちろん僕らに馴染み深い焼酎にも利用されています。

 

そこで写真。鍛冶屋町は「」で、ランチのときに撮った超メジャー級芋焼酎の面々。焼酎界のレアルマドリッドみたいになってます。

ところでよく見るとラベルのデザインや素材はそれぞれですが、みんな一升瓶つながりですよね。

 

何を言いたいかって、別にラベルの筆文字の秀逸さとか和紙の話じゃあないんです。

 

かといってビンのデザインだって、普遍的といえばそうですが、シンプルだというほかない。実際ほとんどの家庭用にはデカ過ぎて場所をとるし、重ねられるわけでもない。

 

ただこの一升ビンは、これからのボクたちが暮らす「循環型社会」を推進してゆく象徴かもしれない、という話。

 

使われて、洗われて、また使われる。

焼酎クン同志が世間話で、「ああ、オレの先祖は森伊蔵だったらしい」なんて話で、すべてのメーカー・銘柄の垣根を越えて利用される素晴らしいビンなのであります。

 

紙パックやペットボトルも再利用品かもしれませんが、100年以上前からすでに再利用の意義をもった一升瓶。

 

こういう話を書くと、今夜飲まなきゃ失礼ですよねえ!!

それじゃボクは佐藤の黒で・・・ 

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プレートで食べるランチがけっこう好きになったのはいつからかなあ、と考えます。

留学していたアメリカでは洋食系に中華系なんかのランチプレートがありました。何度も行くようになった東南アジアでは、路地の屋台なんかで美味しい地元料理がプレートになってたりします。

プレート系のランチを初めて食べたのは小学校の給食・・・いや幼稚園のおやつ、レストランのお子様ランチかな?

 

ところで会社の近くにある「チェント・アニ」のランチは、プレートで出てきます。680円でスープがついて、コーヒーは飲み放題。

ここの日替わりランチプレートはメニューがバラエティに富んでいて、月曜はコレ、火曜はコレ、みたいに決まっていません。

ボクの勘違いでなければ?どちらかというとベトナム・タイ系の調理がしてあることも多くてハマります。

午後も休まないので、ゆっくり考え事をするにもよいので助かります。

 

しかし

 

いつも決まった同じ容器の中で、毎日その色合いや風合いを考える―。

この才能はスゴイですよね。料理人の方がデザイナーとはいうけれど、料理の色彩や動きといった視覚だけでなくって、もちろん味覚とか臭覚とか栄養バランスまでも組み込むなんてのは、尊敬してしまうわけです。毎日ですよ。

 

視覚的に言うと、食欲をそそる色合いであったり、突起であったり、人間工学的なおかずの配置(ここで箸休めに手が伸びるからココ!とか)であったりとかするんでしょうね。

 

ある意味主婦の方々にも同じことが言えるのでしょうけれど、プロの方々に求められるものはハードルが高くて失敗が許されませんから。

 

一流の料理人は、一流のデザイナーよりスゴイ??

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