家具インテリア: 2008年10月アーカイブ

 

ニュー長ブライダル.JPG
 
ホテルニュー長崎のブライダルコーナーで、ショーウィンドウディスプレイのお仕事です。
 
撮影された5枚の大型タペストリーを木枠で吊るし、柳宗理のバタフライスツールやフランクロイドライトのショートスタンドなどを配して、全体的な和モダンのテイストを表現しています。
センターには楽しさの伝わる婚礼写真集を開いて。
エッセンスとしてポールケアホルムをはじめとする洋書を無造作に散らしていますが、
これらすべて写真家の松村兄さんの提供なんですよね・・・。
 
松村さんのアルバムは木箱に入った木カバーの冊子になっていて、かなりアジがありますよ~。
現在結婚をお考えの方、いかがでしょうか???
 
ところでこういう仕事の面白さは、イメージをひとつずつリアルに実現していくときの整合とギャップであったり、
こちらの感性と顧客満足とカスタマーニーズを落とし込むバランスであったりするんですけど、
 
個人的にいえば、あーだこーだと職人さんやお客さんと現場で造り上げていく時間であったりします。
 
あとは、不特定多数の方に観ていただける「プチ展示会」みたいな感覚。
 
今回使われた皆が知ってる伝説のヴィンテージたちも、なんだかんだいって長崎ではそう目にするものではありませんよね。
長崎の若い方々へロングライフなデザインを再認識していただく意味では、いい感じの露出ではないかなと思います。
 
松村さん有り難うございました!!
photostyle-offie.JPG

写真家の松村兄さんの事務所、「PHOTO STYLE」はお隣の麹屋町にあります。

 

2階スタジオの通りに迫り出した部分は陽当たりがよくて、気持ちのいい打ち合わせスペース。

ただしボクにとっては打ち合わせというより団欒スペースなので、ついつい長居してしまいますけど。

ごめんなさい。

 

松村さんは写真家らしくコダワリをお持ちなので、昔からぼちぼちと集めて来たイームズ系家具や英国アンティーク、鏡とか書とかポスターなんかがバラバラと置いてあるのですが、一見無造作なこの個性が実は妙にまとまっているのは、セレクトに一貫性があるからなのか、信念にばらつきがないのか、羨ましい限りです。

 

と思ったら、スペースのイメージを一新したいともおっしゃいます。

もっともっとシンプルにしたいのだそう。

 

そういうボクも、趣味趣向は年々シンプルベースになってきました。

好みにしても、仕事にしても、人生にしても、無駄なものがそぎ落とされていくものなのでしょうか??

 

ところでアンティークってどれくらい前のものを指しているかご存知ですか?

時代は19世紀末、マッキンリー米大統領が定めた輸出入に関する法律の中に、

正式なアンティークとは100年経過したもの

というのがあるそうで、これが一般的です。

 

それ以内はヴィンテージと呼んでいいかもしれません。

 

単純に「いつまでも美しい」とか「いつまでも心地よい」という視点から買い物をするようになると、

アンティークとかヴィンテージとかモダンなんて基準はどうでもよくなって、

それなのにうまく共生するようになるのだと思います。

 

ボクもそういう買い物をしてゆくのでしょう。

というより、ボクの場合はそうしないとお金が足りませんので・・・

 

近い将来、アンティークやヴィンテージの家具や雑貨を、販売したいなと思います。

少しずつですが・・・。

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