思案橋にある「ステーキハウスおかの」さんのウェブサイトがオープンしました。
当初の打合せでは、ウェブサイト制作の意義を明確にする必要がありました。
飲食では「集客」をテーマにしたケータイでのポータルサイト(ぐるナビ等)が充実していたり、
Hot Pepperなんかのフリーペーパーもすでに生活に近い存在となっています。
それじゃあ歴史ある「おかの」さんがPCのウェブサイトに何をさせようかとなったときに、
「どんなお店なのか」
「希望する空間のイメージがその店にあるか」
「信頼できる食材を使用しているか」
「スタッフの雰囲気は」
「サービスは期待できるか」
などなど・・・
なによりも「お店のことをしっかりと誠実に伝える」ための、広報の核となる場所にしよう、ということになったのです。
集客やコミュニケーションは前述したような他の媒体に任せるとして、予算をかけずシンプルな構成とし、品格を伝えるために写真を撮りなおしました。ロゴはデータとしておこしなおして、その使い方を確認します。
取り組みやすかったのは、チーフはお店を愛していますし、担当していただいたオーナー会社のBさんもテキストをおこし、撮影に立会い、一生懸命に協力していただいたこと。
「これを機に、サービスのコンセプトを再確認しているところです」
とは、Bさんからのスゴイ嬉しい言葉でした。
できあがったモノを判断するのはもちろんお客様です。
ただ、仕事の充実感というのは、完成品の中よりも、見えないお客様のためにお店と一緒になって、工夫をして、努力する時間にあるように思います。
「おかの」さんも、やっぱりそんなことを大事にされるお店だったんですね。