食: 2008年7月アーカイブ

 

yu-senpei.jpgトラウマとまではいかなくても、幼いころから視覚的に刷り込まれている妙な感じって、ありませんか。

ボクはこの雲仙名物「湯せんぺい」のパッケージについて、なんとも妙な感覚が拭いきれないんです。


まだ雲仙が現在よりも活況を呈していた子供のころ、少し大人びた味のこのお土産ド定番があまり好きになれなかったからかもしれません。


子供の味覚と大人のそれは違うから、今食べてみるとわからないのだろうけど、週末に温泉へ入りに訪れた旅館で、久々に見つけてしまったのです・・・。

最近の土産菓子のパッケージデザインは、往々にしてシンプルで中身を伝えやすいイメージングを心がけているから、やっぱり、やっぱりドキッとしてしまいました。

赤で書かれた商品名を黄色で縁取り。
頭は青色、雲仙山景をモチーフにしたイラストには山の緑が広がり、しかもその色が全部原色に近い!

やっぱり強烈です。
このお菓子を知らない人は、開けたらどんなモノが出てくるのか、検討がつかないのではないでしょうか。

CMなんかの妙なテーマソングが頭に残り、つい口ずさんでしまうように、記憶に残すための戦略はいろいろです。

「湯煎餅」はおそらく製造開始からこのパッケージを変えていません。

そろそろ変えたら?と言いたくもなりますが、これがなくなってしまってあとから思い出すのもさびしいのかもしれませんね。

dhiptic.JPG

両親が大村市の野岳町に暮らし始めて、半年が過ぎた。

 

安価な建築材料を探して、職人さん達にめいっぱいご迷惑をおかけして、両親も一緒になって造った、小さな、小さな平屋建てである。

 

野岳町は、静かな野岳湖を囲み、雄大な郡岳を臨み、空港のある大村湾を眼下に従える、山間のいわゆる田舎だ。

週末には県内外から多くの家族連れや恋人たちがその自然を楽しみにやってくる。ゴルフ場やカート場、キャンプ場にテニスコートもあるし、地元の産品を使った食の楽しみも多い。

 

数年前から「スローライフ」だとか、「ロハス」だとか、自然との距離感をできるだけ近くして生活することを美徳とする言葉が多いけど、その意味が実感できるようになったのは、両親がここで暮らし始めてからだと思う。

 

つまりそれは、都会で有機栽培の野菜を使ったオーガニックなレストランに行き、ランチを楽しむときに得られるある種の微妙な満足感ではなく、庭にあるキュウリやトマトをもぎ取ってサラダに入れ、同じくサラダ菜で肉を包み、仲間内で作った地ビールの味が今回はどうだと月明かりの下で楽しく品評して、お隣さんが漬けた漬物をつまむようなことではないかと思うのだ。

 

かといってこの町の人たちは、最近流行のエコ聖人みたいなことではない。

普通に自動車を運転するし、都会と変わらないスーパーで買い物をし、ゴルフだって楽しむ。

ようするに、特別に節約した生活をおくるとか、環境に配慮するだとか、そういう感覚を持ち合せているわけではないのだ。

 

これが、いかにも自然で「暮らしやすい」ことのように思えてきた。

 

ところで写真は、ディプティックのフレグランスキャンドル。

 

ディプティックは1961年、パリはサンジェルマン通りに開店したインテリアショップ。このキャンドルは63年に発売されて以来、世界中の多くの人々に愛されている。

ラベルの可愛いデザインは、創業者の手描きによるもの。

 

大自然の中で夕刻からバスルームの窓を開け放し、このキャンドルの明かりとほのかな香りだけで楽しむバスタイムは、ボクみたいなオッサンがいうのは気持ち悪いけれど、本当に癒される。

 

こんな気分のときに見つめる雑貨のデザインが良いと、気分がいっそう良いものですね。

 

MARIAGE1.JPG紅茶を楽しむヒトは、なんだか優雅で羨ましい。

 

ボクなんかはカフェイン中毒かというくらいのコーヒー好きで、ほぼ一日中飲んでいます。
真夏のゴルフのあとでも、クラブハウスでホットコーヒーを注文してしまうほど。
昨夜も先輩方と焼酎飲んだあとの深夜に、ラーメンではなくてホットコーヒーです。

だって格好いいですよね、紅茶って。

聞いていて貴族の香りがするし、映画でも王妃モノや上流階級の物語にしかなかなか出てこない。

昼下がりに裕福な奥様方が時間を分け合って(余ってるんでしょうけど)、やれ主人が庭の芝刈り機を直す暇がないのよとか、娘のバイオリン教師が無くなった指輪を盗んだに違いないとか、言ってそうで。

 

「マリアージュ・フレール」の紅茶は、当然ながらいただき物です。

 

先輩の出産祝いにあげたGAPのベビー服のお礼、これではこちらが申し訳なくて困ります。

 

この1854年のパリにオープンしたという紅茶のメゾン、もう150年越えの老舗ブランド。

パッケージデザインも、ブラック×ゴールドという配色はさておき、いかにも!のツタ絡まり系紋章風。

これまたブラックの仰々しくて立派なボックスに収まっています。袋の可愛らしさとは対照的でおもしろいです。

 

老舗好きのボクとしてはウェブサイトを見てみましたが、思いっきり準備中。

 

しかも日本語訳の途中!?と書いてありますが、どうみてもたいした作業ではないんです。

 

こんな、あとチョットで止まってるのにアップせざるをえないサイトを見ると、余計なお世話ですがイライラしてしまって、急いで作ってあげたくなります。

 

あー、ウチで勝手に創りたい!!!

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