食: 2008年9月アーカイブ

パッタイ.JPG

バンコクへ行くとパッタイを食べに行く店、オンアン運河近くの「ルンパー・ジャオ・カオ」。

 

おそらくガイドブックには載ってなくて、この店に日本人はおろか白人、黒人、他のアジア人すら見たことない(区別はつくわけないですが)。

 

清潔とはほど遠く、出される水はもちろん飲めないので道向かいのセブンイレブンで水を買って店に入る。

一見雨水じゃないかと思うようなバケツ入りの水を料理に使っているので(もちろん水道水です)、一緒といえば一緒なんですが。

 

だから日本の女性なんかにはとても紹介できそうもないです。トイレなんか借りようものなら、ゲンナリするかもです。美味しいんですけどね・・。

 

このパッタイの麺はオレンジ色。なぜって、書きたいけど書けない。

だって英語の出来ないタイ人しかホントに周りにいないのだ。だからいまだにナゾ。

 

ここのは写真のとおり卵でとじてあって、ホクホクと箸で崩してかき混ぜる。

カボスみたいなのを絞って、生のもやしとナッツを砕いたようなものをまぜ、ピッポンっていう唐辛子ベースの薬味を大量に、そしてナンプラーをかけます。

 

冷房なんてあるわけないので、でかい扇風機を顔面30センチまでもってくる。

 

ビールはタイガーではなくてビア・シン。ハイネケンのほうがマシなんだけど、せっかくタイにいる間は気分で。

ついつい氷を入れるクセも一緒かな。

 

そういえば前夜はリバプールがマンUを負かしてオープンバーではみんな大喜び。

タイ人ってプレミアリーグ、それもリバプールファンが多いような気がするのは気のせいだろうか??

 

まったくデザインと関係なし!?

芋焼酎.JPG

一升瓶は尺貫法に基づいて1890年ごろに設計されたビンで、日光で痛みやすい液体を守るために茶色をしています。

コカ・コーラも米国で同時期に発表されていますので、国家を代表するビンが開発された時代といっていいかもしれません・・・なんのこっちゃ?

 

もともとは日本酒用のビンですが、もちろん僕らに馴染み深い焼酎にも利用されています。

 

そこで写真。鍛冶屋町は「」で、ランチのときに撮った超メジャー級芋焼酎の面々。焼酎界のレアルマドリッドみたいになってます。

ところでよく見るとラベルのデザインや素材はそれぞれですが、みんな一升瓶つながりですよね。

 

何を言いたいかって、別にラベルの筆文字の秀逸さとか和紙の話じゃあないんです。

 

かといってビンのデザインだって、普遍的といえばそうですが、シンプルだというほかない。実際ほとんどの家庭用にはデカ過ぎて場所をとるし、重ねられるわけでもない。

 

ただこの一升ビンは、これからのボクたちが暮らす「循環型社会」を推進してゆく象徴かもしれない、という話。

 

使われて、洗われて、また使われる。

焼酎クン同志が世間話で、「ああ、オレの先祖は森伊蔵だったらしい」なんて話で、すべてのメーカー・銘柄の垣根を越えて利用される素晴らしいビンなのであります。

 

紙パックやペットボトルも再利用品かもしれませんが、100年以上前からすでに再利用の意義をもった一升瓶。

 

こういう話を書くと、今夜飲まなきゃ失礼ですよねえ!!

それじゃボクは佐藤の黒で・・・ 

チェント アニ.JPG

プレートで食べるランチがけっこう好きになったのはいつからかなあ、と考えます。

留学していたアメリカでは洋食系に中華系なんかのランチプレートがありました。何度も行くようになった東南アジアでは、路地の屋台なんかで美味しい地元料理がプレートになってたりします。

プレート系のランチを初めて食べたのは小学校の給食・・・いや幼稚園のおやつ、レストランのお子様ランチかな?

 

ところで会社の近くにある「チェント・アニ」のランチは、プレートで出てきます。680円でスープがついて、コーヒーは飲み放題。

ここの日替わりランチプレートはメニューがバラエティに富んでいて、月曜はコレ、火曜はコレ、みたいに決まっていません。

ボクの勘違いでなければ?どちらかというとベトナム・タイ系の調理がしてあることも多くてハマります。

午後も休まないので、ゆっくり考え事をするにもよいので助かります。

 

しかし

 

いつも決まった同じ容器の中で、毎日その色合いや風合いを考える―。

この才能はスゴイですよね。料理人の方がデザイナーとはいうけれど、料理の色彩や動きといった視覚だけでなくって、もちろん味覚とか臭覚とか栄養バランスまでも組み込むなんてのは、尊敬してしまうわけです。毎日ですよ。

 

視覚的に言うと、食欲をそそる色合いであったり、突起であったり、人間工学的なおかずの配置(ここで箸休めに手が伸びるからココ!とか)であったりとかするんでしょうね。

 

ある意味主婦の方々にも同じことが言えるのでしょうけれど、プロの方々に求められるものはハードルが高くて失敗が許されませんから。

 

一流の料理人は、一流のデザイナーよりスゴイ??

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