さんざん酔ったあげくにラーメンでなくてコーヒーが飲みたくなるのは、
ゲコ家系のなせるものか、日常的なコーヒー依存症に起因しているのか、わかりません。
テイクアウト・チェーン系のコーヒーショップはとっくに終わってる時間だし、
昔はあった喫茶ジャマイカとか、深夜まであいている古い喫茶店はどんどんなくなっていって、
ラウンジやBARなんかでコーヒーを出してくれるところはいいのだけれど、
そんな場所まで仲間を誘っていちいち足を運ぶには、酔っていることもあって面倒です。
そんななか、丸山公園脇の「アメリ館」は深夜でも確実にあいている、という理由でたまに行きます。
家路につくオジサンたちや仕事帰りの女性をぼんやり眺めながら、
19歳から始めたというオーナー女性店主とこの街の話でもしながら、
ビールと普通のホットコーヒーを交互に飲んで、代行運転サービスを待つのです。
34年間続いている喫茶店。
間違いなくイマドキの店ではないし、かといって「古き良き」重厚なアンティーク感もない、
スポーツ新聞や雑誌が重ねられ、壁にはオードリーの写真がいくつか、トイレも入りにくい出にくい・・・
なんとなく想像できるでしょう??
ふとテーブルに目を移すと、ソルトボトル。
この店の時間の経過を語るにふさわしい、手榴弾のようなレトロないでたち。
このときに盛り上がった旅行の計画も、実現するといいのですが・・・。