印刷物: 2009年6月アーカイブ

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石川遼クンが週末に優勝して、全英オープンの出場権を獲得。

ボクはというと、日曜というのに設計事務所さんのフロアに座り、社長と一緒に打合せもそっちのけでテレビ観戦でした。

録画と知りつつ、チップインのイーグルショットが強引に入ったときには、思わず叫んでしまいました。

ゴルフがメンタルなスポーツだということを改めて書く気はありませんが、若干17歳の少年が・・・信じられません。

一昨年に宮崎のフェニックスGCまで遼クンを観にいったことがあります。

その豪快なスイングもさることながら、ツルツルのほっぺたに「子どもじゃないか」と驚いたものです。

 

ゴルフは運動神経が良いだけでは上手くいきません。小手先の技術ではごまかせないようにできているから相当な練習量が必要だし、個人スポーツとして同伴者とともに隣りで競う、決して驕らない忍耐の精神力が必要になります。

ですからボクは、ゴルフの上手い人のことは、それだけで心から尊敬してしまうわけです。

 

さて、そんなゴルフの上手い先輩が、東亜閣パーキングのエントランスでコーヒースタンドを始められました。

 

これはコーヒー豆パックの印刷用ですが、当初デザインを頼まれたときに、先輩が筆の練習をしていたんです。集中したときには2時間とかいう書道を、ほぼ毎日続けられるわけです。どおりでゴルフが上手くなるわけなんですね。

それでボクは先輩に書かせないともったいない、とすぐに感じて、いろんな書体でいろんなパターンを100枚くらい書いてもらいました。

最初乗り気ではなかった先輩も徐々に力を込め始めて、看板・メニュー・チケットなど、すべてがお店への思い入れに繋がったのでは、と思っています。

夜になると、ラブラドールのじゅうべえと一緒に、美味しいコーヒーを淹れて待ってますよ~!

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店頭に並ぶ新刊本のカバーにデザインを施すのは当たり前、エンボスや箔なんかも多用されます。目を惹き付けるキャッチの入った帯のデザインにも凝ったものが多くて、デザインの仕事がこのあたりに存在するのは誰にもわかりやすいです。


でもそれを脱がしてもまたきちんとデザインされていて(この本の場合はカバーがモノクロ階調になっただけのようですが)、手触りに気をつかって紙質にも工夫を凝らしたりしてます。

紐(ヒモ)にも上巻、下巻と帯と関連した色を使い分けた仕事がなされていますが、特に気に留める人はいないかもしれません。

 

何を言いたいということも無いけれど、これがデザインの仕事なんです。地味。

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